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愛しては、ならない
第7章 遊園地での賭け②
いきなり挿れられ、私は抗議する様に悟志の胸を叩き、脚をばたつかせるが、所詮無駄な抵抗だった。
私が涙を浮かべても、口を歪めながら睨んでも悟志の動きは激しさを増すばかりで、打ち付けられる毎に蕾は溢れ、ギュウ……と収縮する。
快感に顔を歪める悟志が、頬に触れて囁いた。
「菊野……
今まで……黙ってたが……」
「え……?」
私は揺らされ、息も絶え絶えになりながら朦朧とした意識で悟志を見上げる。
とてつもなく優しい目が私を捉えていた。
「初めて……会った時から……
君に惚れていた」
「……!?」
私は驚きで言葉を失った。
見合いだったが、プロポーズの時にもそんな言葉を悟志の口から聞いた事はなかった。