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愛しては、ならない
第51章 ナイトメアの後で
彼女の中は既に熱を持ち濡れそぼり俺を受け入れる体勢だった。
一気に腰を奥まで突き進めた俺は、何秒間か爆ぜそうになるのを堪えて動かずにいた。
それだけ既に獣は猛り、絶頂の間際だった。
夢の中で菊野を攻めていたからここまで興奮しているのだ、と認めたくなかった。
彼女を忘れるんだ。
無理でもなんでも、彼女との記憶をこの胸の中から追い出して、この身体に残る彼女の温もりも全て――
「つ……よしく……っ……早くっ……動いて」
焦れた夕夏が、せつなげに瞳を潤ませて俺にしがみつき、腰を振った。
その仕草が俺を煽り、直ぐ様彼女を突き上げ始める。