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愛しては、ならない
第53章 最後に、もう一度だけ②
「――っ……あ、あ、ああ」
「く……菊……野っ」
「や……やあっ……そんなこと……ダメ――っ」
「……そんな事って……?こういう事ですか」
俺は彼女の中へともう一度深く沈み、円を描くように腰を廻した。
「いやあああっ……だめ……っ」
「……う……凄く……イイみたいですね」
「そん……な……違……あああ!」
もう一度同じ動きを繰り返すと、彼女は痙攣した様に大きく震える。
「や……!」
「菊野さんが……俺を締め付けていますよ……」
「そんな……知らないっ……あああっ」
「わかるでしょう……俺がこうすると……ほら」
腰を奥まで進めると彼女の中がじわりと熱くなり、伸縮して溢れる。
彼女は俺の背中に深く爪を立てた。