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愛しては、ならない
第53章 最後に、もう一度だけ②
「く……凄く締められてます……っ分かりますか……っ」
「や……だっ……言わないで……っ」
「ふふ……何度こういう事をしても……菊野はいつも恥ずかしがって……」
「……っ」
俺は一瞬動きを止めて自分を引き抜き、彼女を再びソファへ降ろし、その瞳を真っ直ぐに見詰めた。
俺の猛りが勃ち上がったままで痙攣しているのを彼女は頬を染めて見たが、俺に見詰められているのに気付いて顔を逸らす。
頬に触れて、キスしながら囁くと、彼女は益々紅く鮮やかに染まった。
「どうしたんです……見ていいんですよ。
俺は……貴女の物なんですから……俺の身体の全部……貴女にあげます……」