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愛しては、ならない
第13章 甘い、地獄の日々



「え……ええっ」


その言葉に、涙は一辺に引っ込んでしまい、私は彼を思わず見た。



剛は、真っ赤な私を見て何を思っているのだろうか。


優しいその微笑みからは、気持ちを読み取る事が出来そうで出来ない。


蕩けそうな、包みこむ眼差しは、母親を労る子供の物とはまた違う様に見える。


けれど、それは私の思い込みなのかも知れない。


穴の開く程見詰める私を、剛は離さないままで見返すが、ふと眉を歪め、唇を噛み締めると、軽く咳払いする。



「菊野さん……
そんなに見られると、心が乱れます」



「――へっ!?」



思わぬ言葉に私は頭の中が疑問符で埋め尽くされた。



――乱れる?
乱れるって……何?



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