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愛しては、ならない
第17章 貴女との夜に



菊野が腕の中で喘ぐ姿を思い、悟志に烈しく突かれ美しい乳房を揺らし、髪を乱し腰を振る姿を脳裏に蘇らせ、俺自身が彼女を犯す映像にすり替え、興奮の頂点まで昇り詰めた時、ドクドクと熱い精が溢れ掌を伝い、シャワーで流れ落ちていった。


「ハアッ……ハアッ……」


凄まじい快感だったが、途端に全身がとてつもなく疲労し、重くなる。


先程、彼女を組伏せ、犯す前に果てた事を思い出し、とてつもなく自分が愚かで間抜けに思えてきて笑いが込み上げてくる。



ヒステリックに笑いながら壁に手を突き、俺は、額を幾度と無くぶつけた。


――俺は、バカか……
彼女が泣こうが抵抗しようが、さっさと奪えば良かったんだ……

二人きりの空間で、誰の邪魔も入らず、朝まで彼女を攻めて滅茶苦茶にしてやれば良かったんだ。
どうせ、恋を受け止めて貰えないのなら、身体だけでも奪ってやれば良かった。

だが、彼女が震えて泣く姿に胸が痛み、それ以上の事が出来なかった。




「畜生っ……!」



鈍い痛みと共に、額から血が流れ堕ちた。
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