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愛しては、ならない
第21章 君の罪は、僕の罪
「これはどうだっ……」
悟志は私を俯せにさせ、腰を掴み後ろから一気に入ってきた。
「――――!」
瞬間果てそうになるが、両腕を掴まれ引っ張られながら烈しい律動が始まり、奥まで当たる感覚に私は感じ、泣き喚く。
「ああっ!
あんっ!
いやあっ!」
「剛とは……
何回、したんだ……!
どんな体位で……
言ってみろ……っ」
「もういやあっ……
止めて……っ」
悟志の猛りは私の中で時折ビクリと痙攣し熱を持ち、益々質量を増して圧迫する。
言葉と身体で責められ、私は涙を流し彼に赦しを乞うしかなかった。
――赦し?
赦されたら、それから私は、どうするのだろうか。
剛への想いを永遠に消せと命じられたら、それを出来るの?
水で流す様に、消しゴムで掻き消す様に、無かった事になるなど、あり得ないのに――