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愛しては、ならない
第24章 滅ぼせない恋情③
うーん……どうしよう……
目の前で、眩しい程の美少年がキラキラした目を私に向けているが、彼にお礼といっても何をすれば良いのか……
お家に呼んで夕食でも一緒に……
と頭に浮かぶが、良く考えたら今暫くは、悟志のことで忙しいし……
余程私が困った顔をしていたのだろうか。
彼は柔らかく微笑み、言った。
「気を遣わなくていいんですよ。
剛は友達だし、友達のご家族のピンチを救うのは当然ですから」
「……うっ……でも」
剛といい、森本といい、高校生に成り立てだというのに、この落ち着きっぷりは何なのだろう。
(私のほうが、子供みたい……)
また軽く落ち込み、下を向いていると、彼が笑いを溢した。
「そうですね……
何か、菊野さんが、僕にしてくれるなら……」
私が顔を上げた時、彼の手が顎を掴んでいた。
目の前で、眩しい程の美少年がキラキラした目を私に向けているが、彼にお礼といっても何をすれば良いのか……
お家に呼んで夕食でも一緒に……
と頭に浮かぶが、良く考えたら今暫くは、悟志のことで忙しいし……
余程私が困った顔をしていたのだろうか。
彼は柔らかく微笑み、言った。
「気を遣わなくていいんですよ。
剛は友達だし、友達のご家族のピンチを救うのは当然ですから」
「……うっ……でも」
剛といい、森本といい、高校生に成り立てだというのに、この落ち着きっぷりは何なのだろう。
(私のほうが、子供みたい……)
また軽く落ち込み、下を向いていると、彼が笑いを溢した。
「そうですね……
何か、菊野さんが、僕にしてくれるなら……」
私が顔を上げた時、彼の手が顎を掴んでいた。