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愛しては、ならない
第25章 離したくない
だが、無理だーー


彼女がこうして目の前に居るのに、手を伸ばせば手が届く距離にいて、触れる事ができてーー

それなのに、諦めるなど、触れずに居るなど自分には出来ない。


その身体は柔らかく、甘い薫りを放ち、吸い付くような肌は俺を狂わせ、その瞳の涙は俺を惑わせ切なくさせる。


「俺をどう思っているか、教えてください」


「……っ」



「俺は、本気で菊野さんを好きです」


「ダメ……ダメよそんなの」



「何がダメなんですか」



彼女の背中から腰まで手を滑らせて、スカートのファスナーを素早く降ろし、下にずらすと丸みのある下腹部が顕れる。


菊野が真っ赤になり身を捩るが、両手でスカートを一気に脱がした。












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