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愛しては、ならない
第26章 離したくない ②
剛の瞳が、私の身体を隅々まで見詰めている。
腕を掴むその掌は熱く、強く、がんじがらめにして私の自由を奪い、彼の逞しい首が時折ゴクリと音を立てて、ズボンの中で恐らく猛っている彼自身
が、その存在を主張するように布を押し上げているのがわかる。
私を求めて、大きく反り返っているのだろうか?
布の上からでも分かるその大きさに、私は蕾の中が潤い溢れるのを止められない。
もし、このまま彼に貫かれてしまったら――
もう、二度と彼を息子、等と呼ぶことも、思うことも出来ない……
いや、最初から私は彼に恋していた。
淡い憧れは、やがて狂おしい恋慕に変わり、彼が成長するにつれ、私はいつかこうされる事を何処かで望んでいた……