この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第29章 虚しい演技を止める時


小さな頃、両親に叩かれたり罵られ、泣くともっと酷くやられた。

痛くて怖くて泣く俺に


「ピーピー泣くな!!うるさいんだよ‼」


と大声を上げてもっと酷い暴力を振るう。


俺はある日、恐ろしさが限界を越え、笑いが込み上げてきた。

笑いはやがて、ヒステリックな狂気じみた物に変わり、俺に手を振り上げようとしていた父親が、気味悪そうに俺を見て、それ以上殴らなくなった。

それ以来、何かある度に俺は作り笑いをするようになった。

そうすると、両親は気持ちの悪い生き物を見たように、俺から手を離して目を背けた。



――今でもわからない。

一体、俺はあの人たちに取ってなんだったのか。

/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ