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愛しては、ならない
第32章 企み②
「すっげ……大きい……」
森本は、目を輝かせて更に息を荒くして、指先で触れるのではなく、両の掌で揉みしだいた。
彼の手の中で乳房が形を変えるのを絶望的な気持ちで見て、私は懸命に彼の腕を掴んで阻止しようとする。
だが、彼の言う通り、力で敵うはずがない。
思う様、好きに弄ばれて、布の上から突起を探し当てられて摘ままれ、思わず声をあげてしまう。
「可愛いのに、やっぱりそういう声は色っぽいなあ……
たまんねえな……菊野さん……俺、我慢出来ないかも知れない……」
上擦る彼の声にゾッとして、力を振り絞り脚を振り上げると、彼の股間に当たったらしい。
「うあ――……っ」
低い呻き声と共に、彼は私から離れた。