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愛しては、ならない
第32章 企み②
「若い男が好きなんでしょう……?
だから剛を誘惑して……」
「そ……そんな……ちがうわ」
「ふふ……可愛い顔して、剛にどんな体位でやられたんです?
……ああ、色んな体勢を試し放題ですね……」
「……っ……や、やめて」
「こんなに大きなおっぱいなら……これでしごいてイかせたりとか?ふふ……本当に堪らないですね」
「――!」
森本の、女の子と見紛う程に綺麗なピンクの唇からイメージにそぐわない耳を覆いたくなる卑猥な言葉が次から次へと出てきて、私は呆然とする。
彼から逃げようにも、その長い脚で身体をしっかりと挟まれ、腕を強く掴まれてしまっている。
ひとつに纏められた手首に痛みが走り、私は口を歪めるが、彼はそんな様子を楽しむ様に眺めていた。
「可愛いなあ……そう言う顔も」