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愛しては、ならない
第34章 恋の短夜(みじかよ)
彼女が動く度に揺れる、白い豊満な乳房。
花園が締まる瞬間に一際鮮やかに染まる頬。
そして、何より俺の目を釘付けにしたのは二人が結び付いているその部分だった。
止めどなく溢れる蜜。
痙攣する花弁。
月明かりに照らされ、ほの暗い部屋の中でより妖しく浮かび上がるそれは、俺をこれ以上ない程に昂らせ、屹立させた。
増大した獣が、彼女に甘い声を叫ばせた時、俺は腰を深く沈み込ませた。
「――ああああっ」
「ふ……く……菊野っ……っ」
一度でも動いたら、もう止められなかった。
彼女の腰を掴み、奥へ、更に奥へ突き進む。
「んっ……ん……はっ……ああ……あ!」
「何度……俺を……挑発すれば……気がすむ……んですか」
言葉にならない彼女の叫びが、鼓膜の奥に貼り付いた。