この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第35章 Love is……
彼の胸が大きく動き、息を吸い込む音が聞こえた。
次の瞬間には彼は律動を再開し、その速度を増していく。
振り落とされないよう必死にしがみつく私は、胸の中で祈っていた。
――永遠に、このままでいたい……
母と息子ではなない、ただひとりの女として……彼を見詰めていたい……
いけない事だと知っていても……
そう願わずにいられなかった。
どうか、どうか神様……――
「うあ……っ」
彼が低く呻いた時、私の中へと熱い精が放たれた。
快感に痙攣する彼の髪を撫でて、そっとキスをして、最後の恋の言葉を囁いた。
「愛してるわ……」