この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第39章 愛憎④
森本は、クスクス笑いながらベッドに横たわる彼女の身体の脇に手を突き見おろした。
「晴香に森本君、なんて言われるとおかしな感じだな」
「そう?……じゃあ、いつもみたいにした方がいい?
……彰(あきら)……」
「ふふ……ま、なんでも良いけどさ」
「明日には学校来れそう?」
「ああ……多分ね」
清崎は、森本のパジャマのボタンを外し始める。
彼は片眉を上げて彼女を見た。
「晴香、そんなに欲求不満なの?
俺、襲われちゃうの?」
「だって……剛くんが全然その気になってくれないし……
何回かお家に行ってみたけど、熱が高くて会えないって……顔も見れないし」