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時を越えて
第1章 時を越えて
「お兄ちゃん 」

「響お前か! 」


「うん そうだよ。 お兄ちゃんに会いたくて戻って きたの ……

ううんもう違うね 私が愛した奨だね」


「そうだよ 響もう妹じゃない おれが愛した一人の女響だ」


「いいか響? 俺も一緒にそっちへ行っても、許してくれるか?」

「俺はお前を失うことが嫌だ 何処までも一緒だ」


「………うん いいよ一緒に行こう。もう響も奨と離れたくないよ」

二人は固く誓うと共に抱き合い口づけを交わす。
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