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時を越えて
第1章 時を越えて
(さっきのエキストラの担当者の男の人といい、 監督といい何を考えてるの? それに私は此処に長くいられないのに……)


私は呆れて 今断ろうと言葉をだしかけたその時だった。

「それはいいと思います。監督丁度いい 練習にもなりますし」と奨が言った。


私は言葉を失った。

そこへ、追い打ちをかけるように監督が言った。


「そうか それなら私が提供しよう 丁度二つ部屋のあるマンションがあるから。」と言った。

(ちょっと待って!どうして二人で話が進んで行くの? 私の意見は?)

私があたふたしてると 奨が私の方へ顔を向け「それでいいよね。」と奨が言ってきた。
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