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時を越えて
第1章 時を越えて
(あたたかな胸の温もりだったなあ お兄ちゃんてあんなふうに妹に接してくれるんだなあ~)

そう思っている自分と 何故かこのまま時が止まってしまえばと少しずつ思うようになってきた自分がいた。

そして机からあの時の本を取りだしていた。

(この約束だけは守らない)と言いながらもう一度読み直した。


そして最後のページに又何か言葉がかかれていた。

前に見た時は最後のページまで見なかった。

それには 「もし愛する人が自分自身でこれを知ってしまえば そく未来へ帰らないといけない」と書いていた。
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