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私の執事さま
第2章 バースデーパーティ
「咲夜……私あなたを怒らせるようなこと、何かした……?」
恐る恐る咲夜の方を振り向き尋ねると、咲夜と目が合う。
咲夜は相変わらず冷たく、嫌悪感を剥き出しにして私の顔を見据えていたが。
そのまま急に立ち上がり私の体を両手で抱えると、部屋の奥へと歩き出す。
「分からないのなら、分からせて差し上げます」
「えっ? ……咲夜!?」
それは突拍子もない行動を取り、まるでわざと私を困惑させているかのようだった。
驚いている間に部屋の隅に置いている一人掛けソファの前に座らされ、縛られている両手を頭上へ持ち上げられる。
「咲夜、一体何をするつもり……?」
絨毯の上で後ずさりしようとしても後ろにはソファがある上、両手を強くソファへ押し付けられているせいで逃げる事も出来ない。
そんな私に咲夜の続けた言葉は、絶望を与えた。
「私が何故怒っているのか理由を当てるまで、 私の性器を舐めていただきます」