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ヒレツガワ
第4章 ある放課後のサブカル研部室
誰が聞いても付き合っているとしか思えない関係だが、意地なのか天然なのか絶対に違うと言い張る梓と喜連川にサイガは開いた口が塞がらない。

「帰るぞ、アズサ」

一区切りついたらしい喜連川がゲーム機を鞄にしまい、立ち上がる。

そして自然に梓の腰に手を回すと、
「じゃあ、また明日」
三人に告げてドアに向かって仲良く歩き出す。


部員達は肩をすくめて二人を見送った。




(終)




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