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セフレの彼は幼なじみ
第7章 絵莉花
そして階段を上り、図書室前にて立ち止まって言った。
「こういうことするの、ストーカーみたいで嫌なんだけど、さっき図書室から出てきて、何気なくそこの窓から外を見たら、気づいてしまって。偶然、気づいてしまったものは、どうしようもなくて」
「何に気づいたの?」
きょとんとする菜那美に、智孝は一つの窓を指し示して言う。
「この窓に近づいて、下を見てみてよ」
言われた通りにした菜那美は、目にした光景に思わず「あっ」と驚きの声をあげた。