この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セフレの彼は幼なじみ
第2章 満員電車にて
そういうわけで、二人は一緒に下校中なのだった。
そこで、痴漢の魔の手が、菜那美に襲い掛かったわけだ。
だが、陸翔はのん気にヘッドホンから流れる音楽へと集中しているらしく、菜那美の異変に全く気づいていないようだった。
声を出したり、身体をゆすったり、大きなアクションを起こせば気づいてくれるだろうけど、それをするとたちどころに、周りの人たちにも痴漢のことがバレてしまうだろう。
そうなると恥ずかしいので、菜那美はできずにいた。
なので菜那美は、さりげなく陸翔に目配せでサインを送るぐらいしかできていない。
そこで、痴漢の魔の手が、菜那美に襲い掛かったわけだ。
だが、陸翔はのん気にヘッドホンから流れる音楽へと集中しているらしく、菜那美の異変に全く気づいていないようだった。
声を出したり、身体をゆすったり、大きなアクションを起こせば気づいてくれるだろうけど、それをするとたちどころに、周りの人たちにも痴漢のことがバレてしまうだろう。
そうなると恥ずかしいので、菜那美はできずにいた。
なので菜那美は、さりげなく陸翔に目配せでサインを送るぐらいしかできていない。