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セフレの彼は幼なじみ
第9章 陸翔の母
リビングのドア前で、菜那美は中で座ってくつろいでいる陸翔の母に声をかける。
「おばさん、こんにちは! お邪魔してます!」
「あら、菜那美ちゃん! 来てたのね、いらっしゃい! ゆっくりしていってね」
陸翔の母は明るい表情で、快活に挨拶を返した。
菜那美が赤ちゃんの頃からの知り合いなので、二人はすでにかなり気安い間柄だ。
それでも、菜那美はいつも敬語で話しかけていた。
親しき仲にも礼儀あり、ということで。
ここで陸翔が口を挟んだ。
「菜那美はもう帰るとこだけどな」
「あら、そうなの? 何か食べて帰らない? 確か冷蔵庫にプリンが……」
残念そうな陸翔の母。
菜那美は微笑みながら言った。
「いえ、おかまいなく……」
そこで再び陸翔が口を開く。
「菜那美だって色々忙しいから。それじゃ、すぐそこだけど、見送ってくる」
「おばさん、こんにちは! お邪魔してます!」
「あら、菜那美ちゃん! 来てたのね、いらっしゃい! ゆっくりしていってね」
陸翔の母は明るい表情で、快活に挨拶を返した。
菜那美が赤ちゃんの頃からの知り合いなので、二人はすでにかなり気安い間柄だ。
それでも、菜那美はいつも敬語で話しかけていた。
親しき仲にも礼儀あり、ということで。
ここで陸翔が口を挟んだ。
「菜那美はもう帰るとこだけどな」
「あら、そうなの? 何か食べて帰らない? 確か冷蔵庫にプリンが……」
残念そうな陸翔の母。
菜那美は微笑みながら言った。
「いえ、おかまいなく……」
そこで再び陸翔が口を開く。
「菜那美だって色々忙しいから。それじゃ、すぐそこだけど、見送ってくる」