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セフレの彼は幼なじみ
第11章 帰り道で……
 陸翔は軽く頷くと、ためらうことなく菜那美のお尻に右手を当てた。

 空いている左手は、上のつり革を掴んだまま。

 混み合う車内で、菜那美は必死に手を伸ばし、陸翔に抱きついていく。



 こうして、あの日のように、ぴったりと抱き合う体勢になった二人。

 菜那美のお尻に手を置いた瞬間から、徐々に陸翔の股間が膨らんでくるのを、菜那美ははっきりと感じ取っていた。

 そして、うっとりとし始める菜那美。

 陸翔が自分の身体を触って興奮してくれていると分かったことも、菜那美は嬉しくてたまらないのだった。




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