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セフレの彼は幼なじみ
第11章 帰り道で……
 しかし、陸翔は渋い表情で答える。

「でも、おふくろさんが下にいるじゃん。いつノックされるか分からないし、やめといた方が無難だぞ。それに、来週には夏休みが始まるだろ。うちの両親、二人とも木曜に出発するから、それ以降、俺んちで思う存分できるじゃねぇか。だから、今日のところは我慢しておこうぜ。な?」

「うう~ん……それはそうなんだけど……。じゃあ、キスだけして。お願い」

 菜那美はそう言うと、座ったまま目を閉じた。

 陸翔は「しょうがねぇな」と言うと、しゃがみ込み、唇を合わせていく。



 数秒間、唇を重ねていると、菜那美の方から舌を出してきた。

 陸翔は再び完全に座り込むと、自らも舌を出し、絡め始める。

 ねっとりと濃厚なキスが続いた。



 いつしか、陸翔の股間は再び膨らみ始めている。

 菜那美もまた、全身が高ぶってくるのを感じていた。




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