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セフレの彼は幼なじみ
第12章 菜那美の母
「じゃ、いただくよ」
置かれたお菓子を手に言う陸翔。
「うん、どうぞ」と答える菜那美の頭の中を様々なことが駆け巡っていた。
陸翔の志望校のことや、この夏はどこへ出かけるのかなど。
しかしいずれも、陸翔の彼女の話題を避けては切り出せない内容なので、何も言い出せない菜那美。
すると、陸翔が美味しそうにクッキーを頬張りながら言った。
「うん、美味い。なんか、今日ももう、続きをやる雰囲気じゃなくなったから、また今度な」
「あ……ごめんね」
「なんで菜那美が謝るんだよ。仕方ないって。それより、危ないところだったな。菜那美の家でやるときは、気をつけないと」
「うん、そうだね……」
なぜか無性に寂しくなる菜那美。
それは、今後の二人の関係を思ってのことなのか、今日の性交がなくなってしまったからなのか、理由は菜那美本人にも分からなかった。
置かれたお菓子を手に言う陸翔。
「うん、どうぞ」と答える菜那美の頭の中を様々なことが駆け巡っていた。
陸翔の志望校のことや、この夏はどこへ出かけるのかなど。
しかしいずれも、陸翔の彼女の話題を避けては切り出せない内容なので、何も言い出せない菜那美。
すると、陸翔が美味しそうにクッキーを頬張りながら言った。
「うん、美味い。なんか、今日ももう、続きをやる雰囲気じゃなくなったから、また今度な」
「あ……ごめんね」
「なんで菜那美が謝るんだよ。仕方ないって。それより、危ないところだったな。菜那美の家でやるときは、気をつけないと」
「うん、そうだね……」
なぜか無性に寂しくなる菜那美。
それは、今後の二人の関係を思ってのことなのか、今日の性交がなくなってしまったからなのか、理由は菜那美本人にも分からなかった。