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セフレの彼は幼なじみ
第13章 共同戦線
 その夜、自室でくつろいでいる菜那美のスマホが鳴った。

 見ると陸翔からの着信なので、自然と心が浮き立つ菜那美。

 菜那美はすぐに電話に出た。

 挨拶のやり取りの後、陸翔が単刀直入に切り出す。

「今日は悪かったな」

「気にしないで」

「埋め合わせというわけでもないんだけど、明日帰ってから、俺んちでやらないか? おふくろの帰りが少しだけ遅い予定だから。帰ってきたら、そこで終了せざるを得ないけどな」

「うん、よろしく!」

 大喜びで承諾する菜那美。

 明日のことを想像しているだけなのに、菜那美は少し濡れてきたことを感じていた。

 少しだけ恥ずかしくなる菜那美。



 陸翔は「じゃあ、また明日な、おやすみ」と言って、菜那美の「おやすみ」を聞いてから電話を切った。



 菜那美は早くも、明日のことが楽しみで、何も手につかなくなっている。



 いつも通りピルを飲むと、菜那美は早めに寝ることにしたのだった。




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