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セフレの彼は幼なじみ
第13章 共同戦線
「性格がサイテーな彼女さんなら、その彼女さんに張り合おうとすることもできるんだけどなぁ……。あんなに良い人だし、応援してあげないと、私が酷い人みたいになっちゃう……。なんだか、同じようなことを智孝君も言っていた気がするけど」
独り言を言うと、智孝のことを思い浮かべ始める菜那美。
文武両道で、イケメンで、菜那美としては「いくら付き合う『ふり』とはいえ、自分にはもったいないほどの彼氏だなぁ」と感じていたが、陸翔のことを思い浮かべるときと違って、胸は全く高鳴らなかった。
それは決して智孝に魅力がないわけではなく、「陸翔だけが特別」だからということを菜那美は自分でも理解している。
「明日は一緒に帰りたいな……」
うつむきながら、再び独り言を言う菜那美。
菜那美はとぼとぼと自宅への道を歩き続けた。
独り言を言うと、智孝のことを思い浮かべ始める菜那美。
文武両道で、イケメンで、菜那美としては「いくら付き合う『ふり』とはいえ、自分にはもったいないほどの彼氏だなぁ」と感じていたが、陸翔のことを思い浮かべるときと違って、胸は全く高鳴らなかった。
それは決して智孝に魅力がないわけではなく、「陸翔だけが特別」だからということを菜那美は自分でも理解している。
「明日は一緒に帰りたいな……」
うつむきながら、再び独り言を言う菜那美。
菜那美はとぼとぼと自宅への道を歩き続けた。