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セフレの彼は幼なじみ
第13章 共同戦線
智孝が苦笑しながら言った。
「いきなりでびっくりした? 昨日あれから、5時限目終わりの休み時間に、この交際を開始したことを絵莉花から早くも突っ込まれてね。まさかあんなに早く広まると思ってなかったから驚いたよ。で、そこでは当たり障りのないことを話すだけだったんだけど、夜一人で部屋にいると無性に寂しくなって。で、絵莉花に電話して、もう早速、『ダブルデートしてみない?』と誘ってみたんだ。すでにそこで絵莉花はかなり乗り気でね。『陸翔君に聞いてみる』って言ってくれて。で、今朝、絵莉花が言うには『陸翔君もOKだって。日取りはどうしよっか。私たちは今週の土曜が空いてるけど、もし都合が悪いなら別の日でも』ってことで、とんとん拍子に話が進んだわけ。僕もその日は大丈夫だったんだけど、菜那美ちゃんも問題なしってことで、その日でいいかな」
「うん、もちろん。ホントにとんとん拍子だね」
「うんうん、言いだしっぺの僕もびっくり」
智孝は苦笑し続けているが、そこには隠し切れぬ嬉しさも垣間見えた。
むろん、菜那美も同じで「ダブルデートとはいえ、陸翔と一緒に出かけられる!」と思うと、必然的に頬が緩む。
「いきなりでびっくりした? 昨日あれから、5時限目終わりの休み時間に、この交際を開始したことを絵莉花から早くも突っ込まれてね。まさかあんなに早く広まると思ってなかったから驚いたよ。で、そこでは当たり障りのないことを話すだけだったんだけど、夜一人で部屋にいると無性に寂しくなって。で、絵莉花に電話して、もう早速、『ダブルデートしてみない?』と誘ってみたんだ。すでにそこで絵莉花はかなり乗り気でね。『陸翔君に聞いてみる』って言ってくれて。で、今朝、絵莉花が言うには『陸翔君もOKだって。日取りはどうしよっか。私たちは今週の土曜が空いてるけど、もし都合が悪いなら別の日でも』ってことで、とんとん拍子に話が進んだわけ。僕もその日は大丈夫だったんだけど、菜那美ちゃんも問題なしってことで、その日でいいかな」
「うん、もちろん。ホントにとんとん拍子だね」
「うんうん、言いだしっぺの僕もびっくり」
智孝は苦笑し続けているが、そこには隠し切れぬ嬉しさも垣間見えた。
むろん、菜那美も同じで「ダブルデートとはいえ、陸翔と一緒に出かけられる!」と思うと、必然的に頬が緩む。