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セフレの彼は幼なじみ
第14章 帰り道、そして六度目
それは、二人が乗り込んで10分ほど経過した頃のことだ。
何かに気づいたような様子で、陸翔の眉がピクリと動いた。
菜那美は窮屈な状況にも関わらず、陸翔と身体を接触させていることでうっとりしており、何ら異変を察知していない。
陸翔はやや慌て気味に、両手を菜那美のわき腹へと伸ばすと、そのまま手を伸ばし続け、菜那美のお尻へと当てた。
その丸くて柔らかいお尻を、スカート越しに掴む陸翔の両手。
菜那美は一瞬だけ目を見開いて驚いたが、「痴漢防止のためとはいえ、陸翔がまたお尻を掴んでくれた」と思い、胸のときめきが抑えきれなかった。
素早く、自らも両手を陸翔の背中へと回し、まるで抱き合うかのような体勢をとる菜那美。
ちょうど、痴漢に遭ったあの日と同じような体勢だ。
しかし、陸翔の表情は険しいままだった。
すると―――。
何かに気づいたような様子で、陸翔の眉がピクリと動いた。
菜那美は窮屈な状況にも関わらず、陸翔と身体を接触させていることでうっとりしており、何ら異変を察知していない。
陸翔はやや慌て気味に、両手を菜那美のわき腹へと伸ばすと、そのまま手を伸ばし続け、菜那美のお尻へと当てた。
その丸くて柔らかいお尻を、スカート越しに掴む陸翔の両手。
菜那美は一瞬だけ目を見開いて驚いたが、「痴漢防止のためとはいえ、陸翔がまたお尻を掴んでくれた」と思い、胸のときめきが抑えきれなかった。
素早く、自らも両手を陸翔の背中へと回し、まるで抱き合うかのような体勢をとる菜那美。
ちょうど、痴漢に遭ったあの日と同じような体勢だ。
しかし、陸翔の表情は険しいままだった。
すると―――。