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セフレの彼は幼なじみ
第14章 帰り道、そして六度目
「やっぱり、傷ついてたんだな。そりゃ、知らないヤツに身体を触られたんだからな……。何度同じ目に遭っても、慣れるというものでもないだろうし。今度からは、俺がいるときは指一本触れさせないから、安心していいぞ」

 力いっぱい菜那美を抱きしめる陸翔。

 菜那美は、「傷ついてないといったら嘘になるけど、陸翔のお陰であまり傷つかずに済んだし、そういう理由で抱きついてるんじゃなくて……。今こうして繋がっていたいのは、単純に陸翔が好きだからなんだけどな」と内心思いつつも、そんな本音を言うことなどできるはずもなかった。

 それにまた、陸翔からそうして心配してもらっていることも、嬉しくないはずが決してない菜那美。

 トクントクンと自らの心臓の音を感じながら、菜那美は強く抱きしめ返しつつ言う。

「ありがとう……。でも、陸翔のお陰で安心できたよ。また……守ってくれる?」

「当たり前だろ、何度でも守ってやるよ」

 喜びで、胸が苦しいほど締め付けられる菜那美。

「陸翔……ありがとう……。助けられてばっかりだね……」

「いや、そうでもないぞ。小1の学芸会準備のこと、覚えてるか?」

 強く抱きしめたまま、陸翔が尋ねてくる。




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