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セフレの彼は幼なじみ
第14章 帰り道、そして六度目
「そういえば……あさってから夏休みだよね」

「おう、そうだな。そして、この家には俺だけになって、菜那美とやり放題ってわけだ」

「う、うん……。よろしくね」

 照れてうつむく菜那美。



 そこで、菜那美はハッと気づいて言った。

「そ、そういえば、すっかり忘れてたけど……おばさんに挨拶しなくちゃ。また勝手に上がり込んじゃってるし」

「菜那美はいつも律儀だなぁ。じゃあ、リビングに行くか」

 そう言って立ち上がる陸翔。

 菜那美は「うん」と答えてから、同じく立ち上がると、ドアへ向かう陸翔の後に続いた。




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