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セフレの彼は幼なじみ
第14章 帰り道、そして六度目
「なんか、俺たちとは住む世界が違う感じだろ」

「う、うん……。たしかに……。でも、二人は恋に落ちたんだね……」

 またしても、言ってしまった後に「まずい」と思った菜那美。

 自ら、話題を触れたくないところへと持っていってしまったことを感じ、菜那美は後悔した。

「ま、まぁな」

 陸翔はそう答えたっきり、視線を泳がせて押し黙る。



 二人の間を気まずい空気が流れ始めたので、菜那美が慌てて話題をそらした。




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