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セフレの彼は幼なじみ
第17章 プール前日
 店から出ると、陸翔が急に真面目な顔つきになって口を開いた。

「菜那美、悪い……。いったん、家に帰ってもいいか? せっかくこうしてモールまで出てきたんだが……」

 それを聞き、心配になる菜那美。

「いいけど……もしかして、気分が悪くなった? 大丈夫?」

「ああ、そういう理由じゃないから。ま、これを見たら一目瞭然だと思う」

 陸翔はそう言うと、身体の前で持っていたバッグを横にずらす。




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