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セフレの彼は幼なじみ
第19章 智孝の話
翌日は陸翔と会えないので、菜那美には時間が過ぎるのが遅く感じられた。
エアコンなしでは過ごせないほどの暑い日で、セミの声もいっそう大きく感じられる。
雲ひとつない青空が窓の外に広がっていたが、特に用事もなく、暑いのが苦手な菜那美は外出する気が起きなかった。
なので、家で過ごすことに。
実にのんびりした一日だ。
ところが、夕食後になって、菜那美のスマホが鳴った。
画面を見て、智孝からの電話だと気づいた菜那美。
そして、すぐに電話に出た。