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セフレの彼は幼なじみ
第3章 菜那美の部屋で……
「私たち……昔、一緒にお風呂や温泉に入ったことあるでしょ?」

「そりゃ、だいぶ前の話だろ。俺たちも幼かった」

「それでも、一緒に裸でいたことには変わりないし……。ホントに……どうしてもダメかな? 気持ち悪い? 汚らしい?」

 ここまで来て、もはや引き下がることはできない菜那美は、必死に迫る。

 僅かずつではあるが、陸翔の方へ身体をずらして近づけていきながら。

「キモイとか汚いとか、一言も言ってないだろ。さっき言ったように、綺麗だと俺は思う」

「それなら、お願い……! 私を助けると思って。どうしても嫌なら、ほんの数秒でもいいから……」



 再び目を閉じる陸翔。

 悩んでいる様子だった。



 しばし間があって、陸翔は口を開く。

「分かったよ」

 一言それだけ言うと、そっと菜那美のむき出しになっている股間へと手を伸ばす。

 依然として軽く揺れている陸翔の身体を見れば、緊張と動揺が全く薄まっていないことがはっきり分かる。

 何気ない風を装ってはいるが。




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