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セフレの彼は幼なじみ
第20章 部屋で陸翔と
「菜那美、そろそろ抜くぞ」
繋がったままの状態で、陸翔が言った。
しかし、菜那美の返事はない。
「どうした、菜那美?」
にわかに心配になる陸翔。
様子をうかがうと、菜那美は目を閉じたままだったものの、身体は僅かに動いていたので、陸翔は少し安堵の表情を見せた。
気絶でもしてしまったのではないか、と陸翔は心配したようだ。
菜那美のかすかな寝息を聞き、その穏やかな寝顔を見つめつつ、陸翔はそのまま動かずにじっとしていた。
身体を離さぬまま。