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セフレの彼は幼なじみ
第20章 部屋で陸翔と
「え? ど、どうして……?」
声を絞り出して聞く菜那美。
「俺たち受験生だろ。そろそろ真面目にやらないと、ヤバいからな。それに、絵莉花のことを考えると、罪悪感もあるしな」
陸翔の答えを聞いても納得しきれない菜那美が言う。
「今まで、ちょっと頻繁にしすぎちゃったから……回数を減らすとかではダメかな。その……息抜き程度に、って感じで……」
「いや、そうは言っても、結局やりまくっちまうぞ、俺は。ここでセフレの関係を切って、吹っ切るでもしないと」
関係を切る、という表現を聞き、胸が痛む菜那美。
今の関係が終われば、もっともっと疎遠になってしまうことを菜那美は熟知していたので。
菜那美は言葉を失っていた。
声を絞り出して聞く菜那美。
「俺たち受験生だろ。そろそろ真面目にやらないと、ヤバいからな。それに、絵莉花のことを考えると、罪悪感もあるしな」
陸翔の答えを聞いても納得しきれない菜那美が言う。
「今まで、ちょっと頻繁にしすぎちゃったから……回数を減らすとかではダメかな。その……息抜き程度に、って感じで……」
「いや、そうは言っても、結局やりまくっちまうぞ、俺は。ここでセフレの関係を切って、吹っ切るでもしないと」
関係を切る、という表現を聞き、胸が痛む菜那美。
今の関係が終われば、もっともっと疎遠になってしまうことを菜那美は熟知していたので。
菜那美は言葉を失っていた。