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セフレの彼は幼なじみ
第21章 夏祭り

「菜那美は嫌じゃないよな? 俺と一緒で」
「全然嫌じゃないよ!」
今度は菜那美が少し慌てた。
続けて、「むしろ嬉しい」と言いかけた言葉を、すんでのところで飲み込んだ菜那美。
その返答を聞き、少し頬をほころばせて陸翔が言う。
「じゃあ、決まりってことで。俺たちはあっちの辺りを探すから、智孝と絵莉花は逆方面を頼むぞ。智孝、くれぐれも絵莉花をよろしくな」
既にいつもの冷静さを取り戻した智孝が、微笑みを取り戻して答える。
「了解! それじゃ、絵莉花、行こっか」
絵莉花も笑顔で「うん」と返す。
そして、智孝と絵莉花は、向かって右側の道へと向かって歩み始めた。
二人を横目で見つつ、陸翔が言う。
「じゃ、俺たちは左の道を行くぞ。足が痛かったら、休んでからでもいいが……どんな具合だ?」
「あ、大丈夫だから。心配かけてごめんね。それじゃ、行こっか」
「おう。きつくなったら、我慢せずにすぐ言えよ」
「うん、ありがとう」
そして二人も歩き始めた。
「全然嫌じゃないよ!」
今度は菜那美が少し慌てた。
続けて、「むしろ嬉しい」と言いかけた言葉を、すんでのところで飲み込んだ菜那美。
その返答を聞き、少し頬をほころばせて陸翔が言う。
「じゃあ、決まりってことで。俺たちはあっちの辺りを探すから、智孝と絵莉花は逆方面を頼むぞ。智孝、くれぐれも絵莉花をよろしくな」
既にいつもの冷静さを取り戻した智孝が、微笑みを取り戻して答える。
「了解! それじゃ、絵莉花、行こっか」
絵莉花も笑顔で「うん」と返す。
そして、智孝と絵莉花は、向かって右側の道へと向かって歩み始めた。
二人を横目で見つつ、陸翔が言う。
「じゃ、俺たちは左の道を行くぞ。足が痛かったら、休んでからでもいいが……どんな具合だ?」
「あ、大丈夫だから。心配かけてごめんね。それじゃ、行こっか」
「おう。きつくなったら、我慢せずにすぐ言えよ」
「うん、ありがとう」
そして二人も歩き始めた。

