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セフレの彼は幼なじみ
第21章 夏祭り
「そうだったのか。絵莉花と俺も、智孝に誘われる前から、どこかのタイミングで、この四人でのダブルデートは計画していたんだけどな。もっとも、この夏祭りで、ってことまでは決めてなかったが。で、質問の答えだが……もちろん、意図はあったぜ。だからこそ、こうしてお互い付き合うことができただろ。絵莉花は智孝と、俺は菜那美と。まぁ、はっきりと言ってしまえば……菜那美と智孝のリアクションを見るため、ってのが一番近いかな。俺たちのことをどう思ってるのか、多少は分かるかもしれない、と思って。結果的には、最後の最後まで、俺は菜那美の気持ちが分からなかったわけだけど」
「なるほど……」
驚いて一言そう呟く様子の智孝同様に、菜那美も深い驚きを感じていた。
陸翔がさらに続ける。
「でも、俺たちが付き合うふりをしてなかったら、きっとこうはなっていなかったはずだ。それは、智孝も菜那美も認めてくれると思う。だから、結果オーライってことだよな?」
やや得意げな陸翔。
絵莉花も引き続き、にこにこしていた。
しかし、智孝はさらに聞いてくる。
「なるほど……」
驚いて一言そう呟く様子の智孝同様に、菜那美も深い驚きを感じていた。
陸翔がさらに続ける。
「でも、俺たちが付き合うふりをしてなかったら、きっとこうはなっていなかったはずだ。それは、智孝も菜那美も認めてくれると思う。だから、結果オーライってことだよな?」
やや得意げな陸翔。
絵莉花も引き続き、にこにこしていた。
しかし、智孝はさらに聞いてくる。