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セフレの彼は幼なじみ
第21章 夏祭り
「あのとき、お化け屋敷で、守ってくれて……。嬉しくて……ドキドキして……。優しい言葉もいっぱいかけてもらえたし……」
思い出すだけで涙ぐみそうになる菜那美。
陸翔が再び相好を崩して言った。
「そっか、そんなことがあったのか。小3のときのことなんだな、それ。じゃあ、俺の勝ち! 俺は、前に話した、例の小1の事件時に、菜那美のことが好きになったからな。長椅子を運ぼうとしたときに、クラスメイトからチクリと言われ凹む俺を、菜那美が擁護してくれたあの時からな。だから、菜那美が言ってる、そのお化け屋敷のときには、俺はとっくに菜那美のことが好きだったわけだ。だから、『手をつなごう』とか、やけに積極的な言動を俺がとっていたわけだな」
「ああ、そうだったんだ! うぅ……じゃあ、もっと早く気持ちを伝えればよかった……」
深い後悔にさいなまれ、うつむく菜那美。
思い出すだけで涙ぐみそうになる菜那美。
陸翔が再び相好を崩して言った。
「そっか、そんなことがあったのか。小3のときのことなんだな、それ。じゃあ、俺の勝ち! 俺は、前に話した、例の小1の事件時に、菜那美のことが好きになったからな。長椅子を運ぼうとしたときに、クラスメイトからチクリと言われ凹む俺を、菜那美が擁護してくれたあの時からな。だから、菜那美が言ってる、そのお化け屋敷のときには、俺はとっくに菜那美のことが好きだったわけだ。だから、『手をつなごう』とか、やけに積極的な言動を俺がとっていたわけだな」
「ああ、そうだったんだ! うぅ……じゃあ、もっと早く気持ちを伝えればよかった……」
深い後悔にさいなまれ、うつむく菜那美。