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セフレの彼は幼なじみ
第21章 夏祭り
「それは、俺だって同じだ。こないだ、エッチの後の寝言で、菜那美が俺のことを想ってくれてると知った瞬間から、俺は『もっと早く言えばよかった』と常に後悔してるぞ。ただ、今日、告白して受け入れてもらえるかどうかについては、かなり心配していたけどな。『あれは所詮、寝言なんだし。ひょっとしたら、夢の中で、普段は思いもしないことを口走っているのかも』って考えも浮かんだし。だが、絵莉花も同時に告白するということで、俺も勇気を出せた。ダメならダメで、絵莉花を応援しようって思ってたし」
「そうだったんだ……」
「そんな悲しげな顔をするなって。こうして、付き合うことができたんだしな」
明るく言う陸翔に、菜那美も笑顔を取り戻した。
陸翔が続ける。
「そうだったんだ……」
「そんな悲しげな顔をするなって。こうして、付き合うことができたんだしな」
明るく言う陸翔に、菜那美も笑顔を取り戻した。
陸翔が続ける。