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セフレの彼は幼なじみ
第1章 約9年前、遊園地にて
中は当然、暗がりなので、菜那美は早くも怖気づく。
足がガクガクして、なかなか前へ進めないのだった。
陸翔が隣の菜那美の様子をちらりと見て、声をかける。
「やっぱ、怖いんだろ。なんで、我慢してたんだよ……。今なら間に合うかもな。引き返すか?」
しかし、菜那美は断固として言う。
「そ、そんな……! 引き返すとみんなに迷惑がかかるよ! 我慢できるから、進もう!」
明らかな強がりだ。
そして、ヤケクソ気味に、陸翔のやや前に出て、大股で歩き出す菜那美。
だが、次の瞬間―――。
足がガクガクして、なかなか前へ進めないのだった。
陸翔が隣の菜那美の様子をちらりと見て、声をかける。
「やっぱ、怖いんだろ。なんで、我慢してたんだよ……。今なら間に合うかもな。引き返すか?」
しかし、菜那美は断固として言う。
「そ、そんな……! 引き返すとみんなに迷惑がかかるよ! 我慢できるから、進もう!」
明らかな強がりだ。
そして、ヤケクソ気味に、陸翔のやや前に出て、大股で歩き出す菜那美。
だが、次の瞬間―――。