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セフレの彼は幼なじみ
第5章 二度目の……
 陸翔が苦笑しながら言う。

「急いで食いすぎたな。せっかくのサンドウィッチが台無しだ」

「本当に大丈夫?」

「ああ、もちろん。心配かけてごめんな」

「ところで……。彼女さんと一緒に食べなくてもいいの? せっかく彼女さんが作られたのなら、陸翔が食べるところを見たいものじゃないかな?」

 菜那美が気になっていたことを尋ねた。

 地雷のような気はしたが、気になって仕方がなかったようだ。

 陸翔は眉一つ動かさずに、平然とした様子で答える。

「絵莉花は今日は委員会の用事が終わってから食うらしいし、先に食っててって言ってたから。まぁ、次作ってもらったときは、向こうのクラスに行くかも」

「そ、そっか……」

 納得する菜那美。

 その後は、彼女の話題をすることなく、たわいもない雑談をして、お昼休みを過ごした。




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