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2年目の関係
第10章 翌朝〜

「たくっ! もっと優しく起こせよ!」
「なによ! いつもよりは優しかったじゃないのよ!」
付き合いたての学生時代みたいに、下らない言い合いをしながらラウンジに降りる。
お会計をしにカウンターに向かおうとすると、奥のカフェからスタイルの良い、目鼻立も整った男性がこっちに歩いてきた――――。
「あ……山之内くん……」
「結……」
山之内くんはスーツは同じだけど、昨日とは違ったネクタイだ。
「おはよう! 二人とも良く寝れた!?」
朝から爽やかな笑顔が、嫌味なく似合う。
てか『良く寝れた?』って――――
どういう意味かな??
「まぁな……」
眩しい山之内くんとは正反対に、渉の顔は雲行きが良くなかった。

