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刑事とJK
第12章 斉藤刑事
「…泳がせるか」
斉藤は3人を帰した
――――――――――――
それから4日後だった
「事件解決~、やりましたね、先輩!!」
「鈍臭いやつで助かったな」
犯人はやはり同僚と部下だった
解決に至ってはこうだ
3人を釈放してから、一人ずつ、
2日に渡って尾行を付けた
それも本人にわかるように
その間は、犯人は下手に動けねぇ
だが、突然尾行が付かなくなってまた2日たち、
油断した犯人は処理にかかった
持っていた凶器―果物用ナイフ―の処理だ
夜、その犯人の後を付けて行くと、
新聞で巻いたナイフを海に捨てに行きやがった
シゲが根性で海に飛び込み、
その凶器を押さえ
決定的な証拠を掴んだってわけだ
逃げる犯人はオレが取り押さえた
捕まえたやつは部下のほうだった
話を聞いていると、
部下が衝動で殺してしまい、
それを同僚がいろいろ工作してアリバイを作りやがったそうだ
「さっすが斉藤君だねぇ」
見ると、部屋に山崎が入って来ていた
「ご苦労様っす」
「ご苦労様です」
斉藤とシゲは敬礼する