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刑事とJK
第92章 新たな命
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「ただいまー」
『お帰り、斉藤っ』
斉藤は鞄を置き、上着を脱ぎ、ゆうひの前に座った
「産まれんの、再来週だっけか?」
『うん、楽しみだね』
そうやって目を伏せるゆうひの顔は、本当に綺麗だった
「…///
じゃあ…飯作る」
『最近ごめんね、全然作ってあげられなくって…』
「気にすんな…
ってかオレのマズイ飯食わせてわりぃな」
『ふふっ///
斉藤のご飯、ぶきっちょで好きだよ?』
「はあ??
飯にぶきっちょなんてあんのかよ?」
『うん///』
調子狂う…
と斉藤は頭を掻きながら、キッチンに立った
料理に性格が出るもんだから、本当に笑ってしまう
クスッと微笑したすぐ後だった
『あっ…ああああっ!!!』
「!!?」
斉藤が振り向くと、ゆうひは地面に伏せって苦しんでいた
「ゆ、ゆうひ…!!!」
慌てて駆け寄るが、斉藤はどうしたらいいのかわからない
オロオロとしていると、ゆうひは必死に言った
『きゅ…救急…車…、産まれちゃいそ…』
尋常じゃない汗が流れる
斉藤は急いで病院に連絡した