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刑事とJK
第92章 新たな命
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「先輩~ゆうひちゃん~、フルーツ持ってきたよ~」
病室の扉が開いたと思うと、
シゲや千花や藤野、真理子に南に飛鳥というおなじみの面々が顔を出した
『ああっ、皆来てくれてありがとう!!』
ゆうひは読んでいた本を閉じ、嬉しそうに皆を迎えた
「あら?正貴は?」
真理子は病室を見渡した
「斉藤のことだし、泣き疲れて寝てるんじゃないか?」
藤野はニヤニヤと笑いながら顎を撫でる
『大正解、さっきまでそこで爆睡してたの』
「まぁ、先輩はゆうひちゃんの前では号泣する人ですからね」
「で、あの馬鹿は今どこにいるんだ?」
『たしか、コーヒー買いに行ったかな?』
「残念っ、目がパンパンに腫れた斉藤さん、見たかったなぁ!!」
飛鳥はパチンと指を鳴らす
「で、赤ちゃんって男の子なんですよね?」
千花がワクワクしながら尋ねる
『うんっ
今、看護婦さんに健康診断受けてるよ、うちのベイビーちゃんは』
「ああ~早く見たいなぁ~!!」
シゲはソワソワと手をさすった