この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
刑事とJK
第92章 新たな命
「ここは病院ですよ?」
キリッとした声が、ごたごたした空気を静めた
『あ、看護婦さん』
「他の患者さんもいらっしゃいます、お静かに」
「「すいません…」」
「ダメだろ、斉藤」
「何でオレなんだよ…?」
看護婦の手から、ゆうひに何かを優しく渡された
!!!
「赤ちゃん!!?」
思わず真理子が叫んだ
「え、見たい見たい!!」
「ちょっ…押すなよ!!」
皆ゆうひの周りに集まる
「…」
斉藤も、我が子が見たくて背伸びしたりするが
全然見えない
若干いじけた
「ゆうひちゃん、赤ちゃんこっち向けてっ」
『うん、待ってね…
よっこい…しょ』